ひとり暮らしや共働きの家庭で子犬を飼う場合、必ず迷うのが「食べきれなかった餌を置きっぱなしにしておくのはいいのか？」という疑問です。
結論から言うとドッグフードをケージの中に置きっぱなしにしておくのはダメです！ドッグフードを放置してしまうと子犬にとって思わぬデメリットがあるからなのです。
今回はどうして子犬の餌をケージ内に置きっぱなしにしてはいけないのか？置きっぱなしにしてしまうとどんなデメリットが起きるのか？また、置きっぱなしにしなくてもちゃんと子犬が餌を間食してくれる正しい餌の与え方についても解説していきたいと思います。
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子犬の餌を置きっぱなしにする３つのデメリット
子犬の餌をケージの中に置きっぱなしにするとどんなことが起きるのか？考えられるデメリットをピックアップしてみましたのでチェックしていきましょう。
餌そのものに対する食いつきが悪くなる
犬がまだ野生で暮らしていた頃はいつでも食糧があるわけではなかったので、食べられるときに食べないといけませんでした。
でも餌が常に出しっぱなしになっていて、いつでも食糧がある状況だとわかると食べたいと思った時にいつでも食べられるので餌を出した瞬間の食いつきが悪くなります。
現代社会で人間と暮らす犬たちは確かに食べ物の心配をする必要はありませんが、食べ物に対する執着や食いつきが落ちると年老いた時や病気をした時にもあまり餌を食べず、回復が遅れると言ったデメリットがあります。
雑菌が繁殖して衛生的じゃない
ドッグフードを食べかけのままで放置すると唾液などに含まれる雑菌がドッグフードの上で繁殖してしまいますので衛生的じゃないです。
ニオイも悪くなってしまいますし、何より犬の体調に悪影響を及ぼしてしまうこともあります。デリケートな子犬などであればお腹を壊してしまうこともありますね。
また、夏場などの湿気が多くて暑い時期などであればドライフードと言えども腐ることがありますので要注意です。
酸化して餌の風味が落ちる
ドッグフードは空気に長時間触れると酸化して風味が落ちます。犬にとっては食べ物の良しあしを判断する上で味と同じくらいニオイが重要なので、風味が悪くなると露骨に食いつきが落ちます。
具体的にはドッグフードに含まれる油脂が空気に触れて酸化します。酸化した油脂は風味だけじゃなく犬の身体にダメージを蓄積させてしまい、重大な病気の遠い原因になっていたりもします。
中には酸化防止剤が添加されているものもありますが、それでも酸化しにくいというだけの違いしかないですし、何より酸化防止剤を添加しているドッグフードは身体によくないのでやめた方がいいです。
正しい子犬の餌のあげ方
餌を置きっぱなしにするのはやはりダメです。でも餌をなかなか食べてくれないと置きっぱなしにしたくなってしまいますよね。
では置きっぱなしにしなくても餌を与えた時にしっかりと食べる習慣をつけるための正しい子犬の餌のあげ方がどんなものなのかを解説したいと思います。
出来るだけ決まった時間帯に与える
例えば「朝は出勤前の7時くらい。夜は仕事から帰宅した20時くらい。」と言った具合にざっくりとでいいので餌を与える時間帯を決めておくようにしましょう。
食べる時間が不規則になると人間だってお腹が空かなかったりしますが子犬も同じことで食べる時間がズレてしまえば本来の餌の時間になってもお腹が空かなくなってしまいます。
かといってあまりカッチリと分単位で与える時間を定めてしまうのもダメです。
餌の時間をタイトにし過ぎるとちょっとでもズレた時に吠えたり暴れたりして餌を催促するようになってしまうケースもありますので、人間の都合に犬が合わせるようにこちら側で餌の時間をコントロールしていきましょう。
食べなかったらすぐに下げる
普通は数十秒から数分で餌は食べ終わります。食べ終わるまでに何十分、何時間とかかってしまうのは正常な犬の食事ではあり得ないことです。
数分経っても食べない場合はすぐに下げてしまいましょう。実質、１食抜きみたいになりますが、これはちゃんと食べない犬が悪いことで、しょうがないことです。
下げられて困るなら素早く食べ終わればいいだけの話です。それを学習させていけば何も特別なことをしなくても食いつきはよくなっていきます。
食べなかった分は次にそのまま出す
食べ残した分があまりに多かった場合は次の餌としてそのまま出しましょう。
子犬も生後半年くらいをめどに一瞬だけ反抗期が来ます。食べなかった理由が反抗期なのだとしたら餌を入れ替えたりおやつをあげて誤魔化したりといった甘やかしはいけません。
とは言っても酸化するとよくないので、お皿にラップをかけるなどして、冬場は常温、夏場は冷蔵庫保管をして次回の餌の時間に出してあげるようにするといいですね。
ドッグフード選びも重要
子犬の餌を置きっぱなしにしたくなってしまうのは食いつきが悪いからですが、そもそも食いつきが悪くなる原因にはドッグフードの良しあしも関係しています。
どれだけ正しい餌のあげ方をちゃんと意識していたとしても、ドッグフードの質が低ければ子犬にとっては美味しくないのでかわいそうです。
プレミアムドッグフードと呼ばれる高品質で健康にいいドッグフードであれば子犬の反応も大きく変わって基本的な食いつきが良くなりますし、長期的に見て健康にもいいです。
まだ試したことがないのであれば、割引キャンペーンをやっているプレミアムドッグフードもありますのでチェックしてみるといいでしょう。
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まとめ
子犬が餌をなかなか食べてくれない時、ついついそのままケージの中に置きっぱなしにしてしまいたくなります。
でも餌を置きっぱなしにすると衛生面や品質的な面でよくないですし、いつでもエサがあるという安心感から基本的な食いつきもどんどん落ちていきます。
子犬の餌は出来る限り決まった時間に与え、食べなかったとしても絶対に置きっぱなしにせずにすぐ下げる。そして次回の餌の時間にそのまま出すようにしましょう。
根本的なドッグフードの質を見直すのも大切ですのでプレミアムドッグフードを検討してみるのもいいでしょう。
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