犬の多頭飼いで喧嘩とじゃれあいはどう見分ける?仲裁の判断とポイント

犬の多頭飼いで犬同士が遊んでいるのはよく見る光景ですが、あまりにも激しいと喧嘩なのかじゃれあいなのかわからなくなる時ってありませんか?

私のところでも3匹飼っていますので、3匹でギャンギャンと騒いでいるのは日常茶飯事の光景です。

当初は私も喧嘩とじゃれあいの見分けがつきませんでしたが、あるポイントがわかれば「これはじゃれあいだ」とわかるようになりました。また、喧嘩に発展した時はすぐに仲裁することもあります。

今回は犬たちの喧嘩とじゃれあいの見分け方から、仲裁のポイントまでまとめていきますので、ぜひ参考にしてくださいね♪

犬の喧嘩とじゃれあいの違いってどこ?見分けるポイントとは

まずはじめに犬たちが騒ぎ出した時、それは喧嘩なのかただのじゃれあいなのか見分けるポイントをお伝えします。

犬の喧嘩は本気!!唸り方や牙の剥き出しに注目!

犬同士の喧嘩はとにかく本気です。室内犬の多頭飼いなら必ずと言っていいほど誰が一番上かという「序列決め」が関わってきます。そのためどちらかが怯むまでとにかく威嚇し続けるので、絶対に止めなくてはいけないんですね。

そこで見ていただきたいのが以下のポイントです。

  • 喉の底から絞り出すような低い唸り声
  • 牙を剥き出して噛み付いたら首をブンブン振る
  • 尻尾が垂れている、足の間に入り込んでいる
  • 毛が逆立つ犬もいる

などです。威嚇をしている犬が牙を剥き出して低い唸り声を出しますが、噛み付いた上に首をブンブン振るのは、牙を刺さるようにしているからです。

多頭飼いで普段は中のいいわんちゃん達はあまりここまで本気の喧嘩に発展することはありませんが、もし唸り声がいつもと変わったり、いきなり「ガウガウ!!」と噛み付こうとした時は仲裁の必要がありますね。

じゃれあいは遊びに夢中の証拠!尻尾で楽しさを表します♪

じゃれあいの場合、一番わかりやすいのが「尻尾」の状態です。楽しくて他の犬とじゃれ合う時は尻尾が上向きになって、ブンブンと振っているのがほとんどです。

また、私の愛犬がそうなのですが楽しくて仕方ない時は「ウ〜ウ〜」と唸りながらじゃれあいます。最初は「え?!喧嘩してる?!」とドキッとしたのですが、よくよく見ていると甘噛み&尻尾フリフリです。

犬達が唸っていると一瞬喧嘩なのかな?と思ってしまうんですが、尻尾の状態や噛み方、唸っている声に注目してみるとすぐに喧嘩かじゃれあいなのか判断することができます。

楽しくてじゃれあっているうちに、序列が関係しているのかだんだんと激しさを増して喧嘩になることも多々ありますので、激しくなってきたと思ったら注意してあげてくださいね♪

犬の多頭飼いの喧嘩を止めるには?仲裁のポイントは2つ!

よく犬達が喧嘩をした時に「コラッ!!」と手を出して仲裁に入る飼い主さんがいるのですが、それは大変危険です。なぜなら犬達が喧嘩をする時は本気だから。最悪の場合手を噛まれて大怪我をしてしまうこともあるんです。

では手を使わずに仲裁に入るためにはどうしたらよいのか、私が実践して効果のあった方法ですが、ポイントは2つです。

【視界を遮る!】片方の犬に布をかぶせて阻止!

家の中には何かしら布があるかと思いますが、犬達が喧嘩をはじめたらどちらかの犬の顔に布をバサッとかぶせてください。

そうすると、視界をいきなり遮られた犬は「えっ?!」となって静かになります。片方の犬がおとなしくなれば、必然的にもう片方の犬もおとなしくなりますね。

なだめてあげて、落ち着いたら解放してあげましょう。ただし、もちろん布をかぶせるわんちゃんが苦しくならないように、押さえつけたりはしちゃダメですよ。

【大きな音で阻止!】犬が嫌いな大きい音で喧嘩を止める!

どんなに大きなわんちゃんでも突然の大きな音というのは驚くもの。喧嘩に夢中な犬達は基本飼い主の声なんて聞こえません

私が使っているのはアルミ缶の入れ物に10円玉や100円玉を数枚入れた、ガシャガシャと大きな音が鳴る缶です。いたずらをした時や、しつけの時に使うのですがこれも喧嘩の仲裁には役立ちます。

喧嘩が始まったと思ったらその缶をガシャガシャ!!と鳴らして驚かせて、喧嘩の勢いを止めるんですね。

ただしあまり鳴らし過ぎると犬達が怯えてしまいますので、音を鳴らしてこちらを見たらすぐに止めてあげてくださいね。

犬の多頭飼いでの喧嘩はどちらか一方だけ叱ることはしない

喧嘩が始まる時、犬達の中で喧嘩をふっかける子がいますが、仲裁に入る場合その子だけを叱ることはしてはいけません。

なぜなら、一方だけを叱ることで人間の手によって犬達の序列が決まってしまうからです。犬の序列決めは犬達同士で行います。

喧嘩の仲裁に入る時は全員を平等に叱ってあげて、飼い主のあなたが一番上で犬達はその下で全員平等なのだという姿勢を徹底しましょう。

そうすることで、犬達は飼い主のあなたの言うことにはしっかりと従うようになるでしょう。

犬の多頭飼いでの喧嘩とじゃれあいを正しく見極めて対処しよう!

犬を多頭飼いしていると必ず皆で騒ぎ出すことがあります。それが喧嘩なのかじゃれあいなのかはポイントを抑えればすぐに判断することがありますので、喧嘩の場合は正しい方法で仲裁に入りましょう。

仲裁の際ついつい勢いで手を出してしまうと、本気で喧嘩している犬達が勢いで噛み付いてしまって大怪我をすることもありますので、できれば手を直接使わずに、喧嘩を止めてあげましょうね。

犬達が楽しそうにじゃれあっているのは、見ているとこちらまで幸せな気持ちになると思います。

喧嘩とじゃれあいを正しく判断して、大切な犬達にはいつまでも仲良く過ごしていってもらえるように、私たちがサポートしていってあげましょう♪

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