犬はよく舌を出して「へっへ」と呼吸をしますよね。その時に舌の色をチェックできるかと思うのですが、もしも白くなっていたら低血糖と貧血の恐れがあります。
犬の舌というのは体調のバロメータとも言われるほど顕著に変化が現れますので、もし「あれ?」と思った時は舌を見てみましょう。
舌の色によって症状は違いますが、今回は白っぽい色に変化していた場合の症状についてまとめていきます。
愛犬の舌が白っぽくなる主な原因について
白っぽくなる主な原因としては2つあります。それは「低血糖」の場合と「貧血」の場合です。
犬の低血糖の症状
愛犬が成犬の場合、激しい運動のあとや空腹時間が長く続いた時に低血糖状態に陥ります。症状としては以下の症状が現れます。
- 舌の色が白っぽく、血色がない色になっている
- 急に元気がなくグッタリしている
- 痙攣発作、下半身麻痺が起こる
- 意識を失う
最後の2つの症状が出てしまったら救急病院にいかなくてはなりませんが、緊急の場合ではなければ、私たちでも対処はできます。
ただ、もともと持病があるわんちゃんだと処方している薬の影響もあるかもしれませんので、その場合もかかりつけの病院に見てもらうことをオススメします。
貧血には病気が伴うので要注意
次に貧血ですが、貧血は実は低血糖よりも病状としては重たいんです。さらに貧血が起こるときの原因は様々考えられ、以下の病気が伴う場合が多いので要注意です。
- 寄生虫に感染している
- 腫瘍や癌の場合
- ネギなど食べ物による中毒
- 内傷や外傷によるもの
などなど、これらが原因で貧血となり、舌が白っぽく変色してしまっていることも考えられます。
しかし、舌が白くなってしまうほどの貧血だと早めに治療を受けないと、わんちゃんの身が危険となってしまいますので、いつもと違う様子があるようなら病院で見てもらうのがよいでしょう。
生後まもない子犬は低血糖になりやすい!
舌が白っぽくなる原因として低血糖と貧血の2つをあげましたが、多いのが「低血糖」の場合であり、特に生後まもない子犬は低血糖になりやすいです。
というのも、子犬はまだ内臓や腸などの機能が未発達のため空腹時間が長くなると、血液中の糖分が低下してしまうので低血糖状態になりやすいんですね。
私の愛犬もそうですがお家に出迎えてすぐは子犬はとてもはしゃぎますし、逆に環境が変わってストレスが増えて下痢や嘔吐をしやすくなります。
遊びすぎたあと、下痢や嘔吐をしたあとに低血糖はなりやすいので、生後まもない子犬を飼っている飼い主さんはぜひわんちゃんの様子はしっかりと観察し、低血糖の場合にはすぐに判断・対処ができるようになれるとよいですね♪
低血糖の場合の応急処置
もしかしたら低血糖かも!?と思った時に私たちにできる応急処置は、「砂糖水」もしくは「はちみつ(ブドウ糖)」を少量与えるのがよいです。
また私は愛犬が子犬の時に与えていたのは「スタミノール」という栄養補給ペーストです。こちらは糖分ではないのですが、栄養が豊富に含まれていることから子犬の低血糖予防にも効果があると言われています。
甘いのか美味しいのかわかりませんが大体のわんちゃんはスタミノールには飛びつくので、ご飯を食べてくれない時やしつけのご褒美などにも活用できるんです。犬の飼い主さんは、1本持っていると便利だと思います♪
詳しいことは<こちらのページ>でぜひチェックしてみてくださいね!
まとめ
愛犬の舌の色が白っぽくなっている場合は低血糖の場合と貧血の場合があります。
低血糖は子犬が特になりやすく舌が白くなって元気がない状態であれば、砂糖水やはちみつ(ブドウ糖)を口に含ませてあげるのがよいでしょう。
貧血の場合は寄生虫の感染など病気を伴うことが多く、舌が白っぽくなる他にいつもと違う様子が見受けられたら、かかりつけの病院でまずは見てもらってください。
愛犬の様子を随時チェックしながら、その時私たちにできる最善の対処をしていけたらいいですね。
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