子犬を飼い始めて最初は餌の時間になるとガツガツと食べていたのに、なんだか最近食いつきが悪い。と気づいてしまうと「もしかして餌に飽きてるのかも?」と心配になってくる人も多いのではないかと思います。
でもそもそも子犬が餌に飽きるというのは現実的にはほとんどあり得ません。決まって食いつきが落ちていく場合というのは餌そのものに問題があるせいだったりするからです。
今回は子犬が餌に対して食いつきが悪くなってきた場合の原因と対処法について解説し、「飽きているように見える理由」と「食いつきが悪くなった本当の理由」について解説していきます。
基本的に子犬が「餌に飽きる」ということはない
目に見えて食いつきが悪くなってくると「餌に飽きたのかな?」と心配になってしまう気持ちはわかりますが、基本的に子犬が餌に飽きるということはないです。
味の好みなどは多少はあるでしょう。でも「飽きる・飽きない」というよりも「とにかくたくさん食べる」という意識が先行するのが子犬です。
出されたエサは10分以内に、早ければ数十秒で食べてしまうのが本来の子犬の食いつきのあるべき姿であり、飽きるかどうかは成犬になってからのもっと先の話になってくるのです。
子犬の食いつきが落ちる本当の理由
では食いつきの悩みなんて本当は無いはずの子犬の時期に、なぜまるで「飽きている」かのように見えるくらい食いつきが落ちてしまうのでしょうか?
理由はいくつか考えられます。
1、餌のせいで消化不良を起こしている
体調がよくないと食べなくなります。とても単純なことですね。消化不良を起こしている場合は、食いつき悪くなるどころかほとんど餌に手を付けなくなるということもあります。
対処法はいくつかあるのですが、まずは一晩絶食させることですね。夕食を抜いて次の朝にもう一度同じ餌を出して様子を見るといいです。改善されれば滞っている消化が進んで内臓を休ませることが出来たということになります。
もう一つは「プレーンヨーグルトを餌と一緒に出す」ということです。消化不良を起こしているのは腸内フローラの善玉菌が減少している可能性があります。スプーン1杯程度かけてあげましょう。甘いヨーグルトは厳禁です。
2、餌がよほどマズい
あまりにも与えられている餌がマズいものであればそれは食べなくなって当然です。人間だってどんなにお腹がすいていたとしてもマズいものよりは美味しいものの方が圧倒的に食欲をそそられますよね。
もちろん大切に思っている子犬に対して粗悪な餌を与えようとする飼い主さんはいないと思います。
ただ、良かれと思って与えている餌が実は粗悪なもので気づかず与えているということは多々あります。認識が違っているのであれば餌はチェンジした方がいいですね。
3、餌が好みではない
好き嫌いは犬にだってあります。特に好き嫌いが分かれるのは「魚系」のエサです。食べられない子はどう頑張っても一口も食べられません。
犬は嗅覚が優れているため、ニオイの違いが餌の好みを左右しますので与えるエサがちょっと特殊な素材だとそれがきっかけで食べられなくなることはあります。
好みじゃないかもしれないという可能性を考慮するならまずは王道的に上質なチキンを使ったフードを改めて試してみるというのが解決策になるかもしれません。
まとめ
子犬が餌に飽きているのでは?というのは子犬の実態とはちょっとズレてしまっています。子犬は餌に飽きる前にとにかく量をたくさん食べないといけないから飽きている暇は本当無いのです。
それでも子犬が餌に飽きているように見えるのであれば餌に何らかの問題があって食べられない事態になっているという可能性も考える必要があります。
まずは王道のチキンを素材にしたグレインフリーの上質なドッグフードに切り替えて様子を見てみるというのも一つの手ではないでしょうか。
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