子犬が下痢をしてしまって、なんだか餌も食べてくれなくなったという悩みは子犬を飼い始めた飼い主さんなら誰でも一度は経験する悩みです。
どこか悪くしたんじゃないか?病気なのか?と心配になってしまいますよね。
でも子犬の下痢も食欲減退も、すぐできるちゃんとした対処法があるのです。
今回は子犬が下痢をしてしまって餌を食べないという場合に考えられる原因と対処法。そして必ず見ておきたいポイントをお伝えしていきたいと思います。
子犬が下痢をして餌を食べなくなったらまずチェックするポイント
子犬が下痢をして食欲がなくなり、餌を食べなくなってしまった場合、それが緊急を要する重篤な状態なのかどうかを見極めないといけません。
まずはすぐに以下の5つを確認しましょう。
- 動きはいつも通りか
- 顔色はいつもと変わらないか
- 呼びかけに答えるかどうか
- 身体全体を触ってみて痛がったりしないか
- 血便は無いか
どれかひとつでも違和感を感じる場合はなるべく早めに動物病院で獣医さんの診察を受けた方がいいです。
逆にこれらに当てはまらない場合は重篤な状態ではないということもあります。判断を誤って焦って診察時間外の動物病院に駆け込むと時間外の診察料金を取られてしまうこともあるので気をつけたいところです。
子犬は成犬と比べて割と下痢をしやすいので下痢をしたからといって焦って病院に駆け込むのではなく、子犬の状態をよく見極めるようにしましょう。
子犬の下痢の主な原因は「環境の変化」
子犬があなたの家に来てからうんちがやわらかくなったり下痢になったりする一番の原因として考えられるのは環境の変化によるストレスです。
子犬の時期というのは周りの環境によって大きなストレスがかかることも多く、特に住む環境がペットショップやブリーダーの犬舎から見慣れた他の犬や飼育者のいないあなたの自宅に代わることで結果的に下痢として現れてしまうのです。
この場合は慣れるしかないです。新しい環境に慣れるまで出来るだけ元の環境に近づけてあげるよう工夫したり、あまり刺激を与えないようにそっとしておいてあげるといいですね。
寄生虫が潜んでいる可能性も・・・
下痢の原因がただの環境の変化ということであれば命にまで関わることは無い場合が多いのですが、一番気をつけないといけないのはもう一つの原因として考えられる「寄生虫」が潜んでいる可能性です。
寄生虫は回虫、鞭虫、条虫など様々な種類がありますが、いずれも腸内に潜伏するものは腸壁を内側から食い散らかすのでお腹の調子が悪くなって下痢を引き起こすことが多いです。
ブリーダーの犬舎やペットショップ内で蔓延して最初から感染していることが多いのでペットショップやブリーダーさんから引き取る段階で判明しにくかったりします。
いずれも獣医さんなどの専門の人にしっかり便検査などをして判断してもらう必要があるので下痢があるかどうかとは別におうちに迎え入れたら一度は動物病院に連れて行っておきたいところ。
与えるフードの状態と質にも注意
餌もお湯でふやかしたフードからカリカリのフードに切り替えるタイミングなどをペットショップで指定されていたりすることもありますが、切り替えの時期が早かったり急だったりすると下痢をすることもあります。
ペットショップから迎え入れてすぐの頃はしばらくペットショップで食べていたフードをふやかして食べやすくして与えておくのもいいでしょう。
また、ドッグフードの質がそもそも良くないと消化不良になってしまい、下痢を引き起こして食欲がなくなってしまうことがあります。
いまあなたがわんちゃんに与えているドッグフードが本当に子犬にとって消化しやすくて食べやすいものなのかをしっかりと見直すようにしましょう。
失敗しないドッグフード選びのポイントとしては、
- グレインフリー(穀物不使用)のドッグフードであること
- 4Dミート不使用でヒューマングレードのドッグフードであること
- たんぱく質が50%以上を占める高たんぱくなドッグフードであること
たったのこれだけです。
これらの基準を満たすドッグフードは一般的にプレミアムドッグフードと呼ばれているのでチェックしてみるといいでしょう。
まとめ
今回は子犬が下痢をして食欲が落ちてしまった場合について解説しました。
実際のところ子犬の時期というのは下痢をしやすいものですし、下痢をすればお腹の調子は悪くなるので食欲が落ちてしまうこともよくあることなのです。
ただ子犬の時期には寄生虫やウイルスなどの特有のリスクも存在しますので、しっかりと子犬の表情や動きを見て重篤な状態じゃないかどうかの確認は必要です。
また餌の状態や質によっても下痢になったりしますので、一度いま与えている餌を見直すというのもアリなのではないでしょうか?
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