あなたのおうちの子犬は餌を食べる時に唸ることはありませんか?もし、はたから見ていて気になるくらいのレベルで頻繁に唸っているのであればなぜ唸っているのかを見極めつつ唸らないようにしつけをしないといけません。
唸る行為というのは放置すれば噛みつきなどの攻撃に発展する可能性があるのでとても危険ですし、そのまま成犬になると食事中であれば人を攻撃してもいいと認識して癖がついてしまうのです。
でも、まだ子犬のうちならしつけで解消するのも難しくないんですよね。
今回は子犬が食事中に餌を食べながら唸る理由と唸り声をエスカレートさせないための適切な対処法について解説していきたいと思います。
餌を食べる時に唸るのは早めにやめさせた方がいい
基本的に餌を食べる時に飼い主に向かって唸るという行為はやめさせた方がいいです。
ただ唸っているだけなら無害なのですが、飼い主の手が近づいた時などに唸るのはれっきとした威嚇行為なのでここからエスカレートしていくと攻撃(噛みつき)に至ってしまうわけです。
しかも子犬の段階でなんとかしないと成犬になってからでは手遅れになってしつけで抑えるのが難しくなってしまうことも考えられますので、絶対に成犬になる前にしつけをしないといけません。
唸る行為をエスカレートさせない3つのしつけ方法
唸る行為はかなり危険です。飼い主に噛みつくわんちゃんになる前にしつけし直す必要があります。でもどうやってしつけたらいいのでしょうか?
実際に私がやってみて効果があった方法について解説していきたいと思います。
1、手から食事させる
食器を手に持った状態で食事をさせたり、手から直接ご飯を与えるという訓練をしてみましょう。
食器を手に持つ場合は少量ずつ。手から一握りのフードを与えるイメージで量を調節してあげます。食欲があるならお代わりもこの方法であげるといいでしょう。
ちょっと面倒な方法ではありますが、人の手が餌を奪う敵ではないことをしっかりと覚えさせる必要がありますので有効な手段と言えます。
2、餌を途中で取り上げる
食べている途中でわざと餌を取り上げ、お座りなどの命令を出して従ったら返してあげるという行為を毎食必ず1回やるようにします。
与えられた餌というのは元から自分のものというわけではなく、飼い主から頂いたものであるということをしっかりと認識させます。
唸るところからエスカレートして噛みつきに移行してしまっているわんちゃんに関してはこの方法は普通にやると危険なので、リードなどを上手く使って餌との距離をコントロールしていきましょう。
3、おやつ・デザートをあげる
食べている最中に餌とわんちゃんの間に割って入ってお気に入りのおやつをあげます。わんちゃんの鼻先から匂わせるように近づけて、おやつを持っているとさり気なく気づかせてから与えるのがポイントです。
飼い主が近づいてくると美味しいものがもらえる。いいことがあるんだとしっかりと認識させることで警戒心を解いていきます。
普段あげている餌と同等かそれ以上にわんちゃんが美味しいと感じるものをあげる必要がありますので、普段からおやつを使ってわんちゃんとコミュニケーションを取ってお気に入りのものを見つけておくといいでしょう。
食事の時に子犬が唸る2つの理由
子犬が食事の時に唸るのはちゃんと理由があります。子犬の置かれている状況や性格によって大まかに2通りの理由があります。
唸っている理由によってはあまり心配する必要がないということもありますので要チェックです。
ご飯に夢中になり過ぎて唸る
食べるのが大好きだったり食欲が普段から旺盛な子によくみられるのですが、ご飯が出てきたこと・食べられることが嬉しすぎてついつい唸ってしまっていることがあります。
この場合は飼い主さんがわんちゃんに近づいたり身体を触ったりしても問題が無いことが多いです。
なのであまり躍起になってしつけをして矯正する必要はありません。むしろわんちゃん自身には悪いことをしている自覚もありませんのでキツくしつけをしすぎるとかえって性格が歪んでしまうこともあります。
警戒心・餌を守るために唸る
警戒心が強かったり、食べ物に対する執着が強い子によくみられる守りのための行動で、エスカレートすると噛みつかれてしまうこともありますので要注意です。
このタイプの場合は餌の最中に餌やエサ入れに触る行為はもちろんですが、身体に触れたり近づいたりするだけでも唸ったり噛みついたりといった問題行動が出てしまうことがあります。
成犬になると矯正しにくくなって厄介ですので絶対に子犬のうちにしつけし直す必要があります。
また大前提として質のいい餌を十分な量で与えているということも大切ですね。
まとめ
今回は子犬が餌を食べている時に唸るという問題の原因と解決方法について解説しました。
わんちゃんがご飯を食べながら唸るのには2通りの理由があり、警戒心や守りのために唸っている場合は絶対に成犬になる前にしつけをして解消した方がいいです。
犬は嬉しかったり楽しかったりしても唸ることはあるので、あなたの愛犬が唸っているのはどちらの感情なのかをしっかりと見極める必要があります。
またわんちゃんにとって満足度の低い品質の良くない餌だったり、わんちゃんの食欲に対して量が足りない場合も餌に対する執着や警戒心をいたずらに高めてしまう原因となりますので今一度餌のクオリティと分量を見直してみましょう。
コメントを残す