犬の血便はドッグフードが原因なの?その真相を徹底解説!

最近SNSで話題になったのが「○○のドッグフード愛犬に食べさせたら血便が出た!」という投稿です。これだけを見ると、合わないドッグフードもあって合わないのを食べさせると血便になると思われてしまいそうです。

しかし、血便というのは血便の種類によって原因が違うので、必ずしも「ドッグフードのせい」とは言い切れません。ちなみにうちでは3匹の犬がいますが、色々なドッグフードを試す中で血便をしたことは1回もありません。

ドッグフードのせいと決めつける前に、どのような状態の血便なのか、の状態はどうなのか、しっかりと見極めて対処していきましょうね。

犬がドッグフードを食べて血便をすることはある?

結論からお伝えすると、犬の体質によって変わりますが、ドッグフードで血便になることはあります。その場合の原因としては以下が考えられます。

  • 食物アレルギー
  • 原材料が合わなくて便秘
  • 粒の大きさや硬さが合わない
  • フードの切り替えで腸に負担

などです。これらは腸に負担がかかることで炎症を起こし、まれに血便が出ることがある例です。原材料によってはうんちが固まり過ぎてしまって便秘になり、肛門が切れてしまって鮮血が混ざることもあります。

食物アレルギーの原因となる穀物や、お肉の種類には気をつけてあげることが大切です。また、適度にウェットフードを取り入れることもポイントではないでしょうか。

原因はドッグフードだけじゃない!血便の種類ごとの原因を解説

ドッグフードは直接口にするものなので、血便をすると「ドッグフードのせいだ!」と思われがちなのですが、それだけで判断しては危険な場合もあるんです。

うんちに鮮血が混ざっている場合は「大腸」に問題

うんちの内側や外側に鮮血が混ざっている場合は犬が「大腸」に問題を抱えていることが多いです。また、鮮血だけではなくてゼリー状の粘膜便が混ざる下痢になることもあります。

少量の下痢を何度もするのが特徴なので、繰り返し下痢をして鮮血が混ざった際は大腸に問題がある可能性が高いでしょう。

この場合の主な原因は「ストレス」によるものです。ストレスがかかることで消化吸収や腸内環境が乱れ、血便になることがあります。

対処法としてはストレス軽減のため運動をしっかりさせたり遊んであげたり、ドッグフードに整腸作用のあるヨーグルトをティースプーン1杯分ほど混ぜたりすることです。犬のお腹のためのサプリもあるのでぜひそちらもチェックしてみましょう!

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どす黒いドロドロのタール便や赤褐色のうんちは「小腸」に問題

これ血なの?と思うような真っ黒でドロドロの便(=タール便)や、黒色というよりも赤褐色のうんちをした場合は「小腸」に問題があるかもしれません。

また胃炎・胃潰瘍・胃癌などにより黒色の血便が出ることもあり、小腸や胃の病気を抱えている場合が多いため早期治療をオススメします。

また赤褐色の場合は小腸に入り込んだ寄生虫が原因の可能性がありますので、病院で虫対策の治療薬をもらいましょう。

さらに寄生虫の場合、注意したいのは多頭飼いの飼い主さんです。他の犬にも感染している可能性が高いので、他の犬も念のため病院で検査をするのがよいです!

「血液付着便」は肛門付近に傷がないかチェック

うんちの表面に血が付いているような場合は排出されるときに血液が付着しているため、肛門付近に傷がないかチェックしてみてください。

放置した場合、軽度の「痔」程度で治癒することもあれば、肛門周辺の炎症や腫瘍、大腸炎などに繋がる可能性もゼロではありませんので、気を付けて見てあげましょう。

また、おもちゃの破片や小石などを飲み込んで排出する時に肛門が傷つく場合や、中には排出の際に腸の中を傷つけて血便になってしまう場合もあるので、異物誤飲がないか注意が必要です。

犬が過ごす環境に危険なものがないか、今一度見直してあげてくださいね。

ドッグフードで血便をしないために出来る3つの対策

どんなによいドッグフードでも犬の体質によっては相性がありますので、これをやれば必ず血便をしない!というわけではありませんが、少なくとも私は意識してこれらを行っている中で愛犬3匹は一度も血便をしていません。ぜひ参考になればと思います。

1、栄養価が高く消化吸収のよい原材料に注目

小腸の問題を抱えている場合、消化吸収が悪いために下痢や嘔吐を伴います。

そのため、胃腸に負担をかけず消化吸収のよい食事をしてもらうには、少量の餌でも十分な栄養がとれ、さらに消化吸収がよいドッグフードがベストです。あったらよい条件としては、

  • 高タンパク質&高脂肪・高カロリー
  • タンパク質・脂肪・炭水化物の消化率が高い
  • 食物繊維は比較的少量。与えすぎないこと。
  • 整腸作用のある乳酸菌やオリゴ糖が含有

などです。これらの条件がいくつかでも満たされていれば、小腸の問題の改善には繋げられるのではないかと思います。

2、大腸の問題には食物繊維タイプの餌で解決

小腸の問題での血便に食物繊維の与えすぎはよくないとされていますが、大腸の問題での血便にはたっぷりの食物繊維がよいケースもあります。

たっぷりの食物繊維が、大腸の粘膜状態や腸内環境を改善し、犬の腸の運動性を調整してくれるでしょう。条件としては、

  • 犬に合った食物繊維を高含量でバランス良く配合
  • タンパク質・脂肪をしっかり与える
  • 消化吸収のよい原材料をメインにする
  • 整腸作用のある乳酸菌やオリゴ糖が含有

などです。小腸との区別がつかない場合は一度医師に相談し、どのような食事にするのがよいか聞いてみるのもよいでしょう。

3、低アレルゲンで無添加のドッグフードを選ぶ

食物アレルギーで血便になってしまった!という愛犬には、低アレルゲンで無添加のドッグフードを選ぶことは必須となるでしょう。

まずアレルギーの原因になりやすい小麦やトウモロコシなどの穀物は出来るかぎり使用していないもの。

着色料は犬にとって必要のない添加物なので避けておきたいですね。また保存料や酸化防止剤の種類にも気を付けて、自然由来のものを使用しているドッグフードがオススメです。

ちなみに私は低アレルゲンかつ高タンパクで栄養豊富の「モグワンドッグフード」というフードを愛犬に与えています。ぜひあなたの愛犬に合うドッグフードが見つかるよう、手助けになれれば嬉しいです。

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犬の血便はドッグフードと決め付けないで原因を探ろう!

犬が血便をしたら「食べたドッグフードが悪いからフードを変えればいい!」と思ってしまう飼い主さんが多いのですが、実はドッグフードよりも違う原因で血便になっている可能性も高いです。

どのような血便なのか、愛犬の状態はどうなのかを見極めて、対処をしていって欲しいです。

また、食事で血便を改善するのであれば、小腸タイプと大腸タイプ、低アレルゲンタイプと3つの方法がありますので、適切な対処に役立ててもらえたら嬉しいです。

私は愛犬に決まったフードをあげていますが、今のところ一度も血便はしていませんので、そちらもぜひ参考にしてみてくださいね!>>愛犬3匹が食べているドッグフードはこちら!←Click!

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