我が家ではオスのマルチーズ×チワワとメスのマルチーズ、そしてオスのポメラニアン×トイプーという3匹の犬を多頭飼いしているのですが、最近めちゃくちゃトイレを連続で失敗するようになってきたのです。
それも決まって私たち人間のベッドの上に上がって粗相をします。
確かにたまにやらかしてしまうことはあったのですが、基本的にトイレはしつけでみんな覚えさせたので、なんで今になって急にオシッコやウンチがちゃんと出来なくなってきたのか謎です。
そこで今回は多頭飼いの犬が相次いでおしっこを失敗するようになってしまったこの現象の理由を調べて探っていきたいと思います。
多頭飼いの犬たちは尿意が連動する
ちゃんとトイレをしつけで教えたはずの犬たちが急にトイレを失敗するようになる理由のひとつとして考えられるのは「犬同士で尿意・便意が連動しているから」ということです。
我が家ではケージから出してトイレをさせる時に、必ずみんなトイレのところに連れて行って一斉に用を足させるのですが、そこで誰か一匹が失敗してしまうとつられて他の犬たちも失敗することがあります。
最初に失敗した子の様子を見ても他の子たちは「トイレを失敗している」とは認識できないので、「ここは用を足していい場所なんだ」と思って反射的に漏らしてしまうのです。
縄張り意識で上書きしようとして連続で失敗する
どんなにしっかりしつけたとしても、犬という生き物は好きな場所でしたいときに用を足す生き物です。野生の時からの本能なので、100%完璧にしつけることはできないです。
また誰か他の犬がオシッコやウンチをしたときに、その場のニオイをかき消して自分のニオイをつけて自分の縄張りであることを主張するために自分の排泄物で上書きしようとする習性があります。
先日も【こもも】がベッドの上で粗相をしましたが、すかさずそこに【わたあめ】が粗相をしたんですね。
なんて声が、まるで聞こえてきそうでした。笑
誰か一匹が本来しちゃいけないところで失敗した時に、縄張り意識で本能的にその場のニオイを上書きしようとして連続で同じところで粗相をすることもあり得る話なのです。
多頭飼いでトイレを失敗させない方法
続いては多頭飼いの犬たちのトイレを失敗させないための方法を考えて実践してみましたので、そのうち特に効果のあった3つの方法について解説したいと思います。
特別なしつけグッズとか特別なスキルは全く必要ないものですぐに実践できますので、多頭飼いの犬たちのトイレのコントロールで困っている人はチェックしてみてください。
一匹ずつトイレを順番にさせる
ケージから出して遊ばせる時に最初にトイレをさせるにしても、一匹ずつ順番にケージから出して、トイレを一匹ずつ済ませたのを確認してから順番に遊ばせます。
ひとりで犬たちを管理している時は特に複数の犬に気配りをして絶対に失敗させずに完璧にトイレをさせるというのは難しいことです。
出来れば一番トイレが確実に出来る子から順番に一匹ずつトイレをさせて、前の子を見習って次の子もちゃんとトイレが出来るといういい循環を習慣化させられるように目指していきましょう。
ベッドなどの危険な場所に侵入させない
お布団の上とか、座布団の上とか、ふかふかしているところは犬にとっても気持ちのいい場所です。犬という生き物はそういう安心できる場所を見つけるとついついおしっこやうんちをしてしまうものなのです。
犬たちを家族だと思って接していると同じベッドの上で寝起きしたいといった願望が生まれるのは仕方のない事です。
正直犬と一緒に同じベッドで寝たり、起きたら側で丸まって寝ているのを見るとすごく愛おしく思えますので、上手く寝ることが出来るならこの上なく幸せです。
でもどうしてもトイレを失敗して人間のベッドの上で粗相をしてしまうのであれば心を鬼にして、オシッコされて困るところには侵入できないように配慮する必要があります。
失敗したらバツとしてケージに戻す
生後半年から1年くらいの間に子犬も自我が芽生えます。このくらいの時期を過ぎたわんちゃんは何か悪いことをして飼い主に叱られてもその意味がなんとなく理解できるようになっています。
トイレを失敗したらキチンと叱って、バツとしてケージに戻してしまうといったことをして自分がやらかした失敗の意味をちゃんとわからせてあげましょう。
失敗した時に現行犯で取り押さえて、すぐにバツを実行するというのが絶対的な掟です。時間が経つと何が悪かったのかわからなくなってしまうので注意しましょう。
まとめ
複数の犬を多頭飼いしていると遊びや餌を管理するのも、トイレや芸をしつけするのも3匹分の労力が必要になってきます。
全員が全てのスキルを横並びに習得していくわけではないので、中にはトイレが得意じゃない子も出てくることでしょう。
また記事の中でお伝えしたように多頭飼いしていると犬同士で行動が連動したり、縄張り意識などの本能的な部分で影響し合うことがあります。
そうすると、一時期はうまく出来るようになっていたはずのトイレなどもみんな一斉に失敗することは十分あり得ます。
多頭飼いは多頭飼いに応じたしつけの手順や工夫をしていくことによって犬たちとの生活を円滑にしていい関係を築いていけるように、私たち飼い主がしっかりとリードしてあげるようにしたいですね。